2021年10月1日

Pure Cultural Chipmunk’s Internship Participation – Hikari IJU

サマーインターン

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「何か一つでも多くのことを持ち帰ってくれたら、それだけでインターンとしては大成功だと思います。」

introduction

はじめまして! 2021 年の夏の間、LeapMind の Summer Internship Program として Anomaly Detection チームに参加させていただいておりました、伊集です。

今年で学部二年生になって、そろそろ進学や就職について考え始める時期にさしかかったこともあり、思い切ってインターンに参加させていただきました。 何もかもが初めてのことだらけであり、正直なところ不安に思うことは多くありました。そんな中、チームや会社のみなさんはとても暖かく迎えていただけましたし、とても快適なインターン生活だったかと思います。

中でも、インターンが始まって一週間ほどが経過したときに、チームメンバーやサブメンターとして仕事をサポートしていただいた今村さんがかけてくださった言葉が冒頭のものでした。 このインターンを通して一番うれしかった一言でもありますので、この post では、私がこのインターンから持ち帰った思い出たちの一部を、会社やインターンの雰囲気とともにお伝えできたらなと思います。

働き方や働いてみてのこと

私が作業をするときに感じる煩わしさの一つとして、各種サービスにおけるアカウントの管理などがあります。IDがあったり、メールアドレスでログインしたり、パスワードに記号が使えないサービスがあるかと思えば、逆にパスワードに記号がないとアカウントが作れないサービスもあったりなどです。

しかし、LeapMind でインターンを始めてから業務を終えるまでの間を振り返ってみると、Google アカウントでのログインが基本になっていることもあってそういった煩わしさが一切なく、非常に快適に過ごすことができたかと思います。

また、何かわからないことがあれば何でも自由に聞ける slack のチャンネルがあったりと、どうしても発生してしまう煩わしさや業務上のストレスが削ぎ落とされており、こうした工夫が快適な労働環境に繋がっていたのではないかなと思います。

COVID-19 の影響もあって、今回のインターンはフルリモートでの開催となりました。東北の片田舎からしか働けなかったことを残念に思う一方で、

コアタイムなし!! フルフレックス!! オンライン出社!!

という、時間に一切縛られない働き方ができたことで、精神的にはとても穏やかに働くことができたのかなと思います。

Coffee Break ができた

一方で、やはりオンラインでインターンをする大きなデメリットとして、社内の他のチームの方とコミュニケーションをする機会が一切ないというものがあります。入社して一週間が経過したタイミングのミーティングでもこの話題が上がり、今村さんが「せっかくインターン来たのにもったいないですね〜」と仰られていたことを覚えております。

そのことをきっかけとして、毎日 16:45 頃から、雑談をする時間として Coffee Break という誰でも参加できる場を設けられました。話が出た翌日には企画として立ち上がっていたこともあり、フットワークの軽さには感動しました。

時間の都合などもあり、来た方は一部の人に限られてはいたのですが、人事の方が他部署の方々を引っ張ってきてくれたりと、多くのチームの方とお話する機会になりました。

「他のところのインターンにも行ってみて、ここが本当に合っているのか、自分に合う場所はどういうところかをちゃんと模索した方が良い」などといった、どちらかと言うと会社としてはデメリットになり得るようなアドバイスなども個人的にしていただいたりと、業務には関わらない多くのことをこの場で学べたのではないかと思います。

僕が早く出勤して早く退勤した翌日の朝、先輩社員の方が残した「コーヒーブレイク誰もこん」「松田さん(※CEO)と二人きり気まずい」といったログをみて、朝から声を出して笑ったこともありました。その節はタイミングが悪くて出席できず、大変申し訳なかったです。

ランチ会

その他のコミュニケーションの場として、インターン中に 5 回ほどオンラインランチ会が設けられました。

それぞれの会ごとに異なるメンバーが集まっていましたが、本当に雑談をするだけの場という雰囲気で開催されていました。CRO の兼村さんと CTO の徳永さんが参加された会ですら、顕微鏡を使う歯医者さんの話が一番長く話されたのではないかと思います。

オンライン上でのコミュニケーションだと相手の為人がわかりにくい側面があり、実はユニークで面白い人がそっけなく見えたりと、短い期間で打ち解けるには難しい部分もあったかと思います。あとから振り返ってみると、インターンとして参加した私達に対して、こうした雑談の場を設けていただけたことは、そのとき考えていた以上に作業を円滑に進められるようになることに役立っていたのかなと思いました。

全社ミーティングに参加したこと

自己紹介も兼ねて、全社ミーティングに参加させていただく機会もありました。

開始時の挨拶として、山崎さん(※えらい人)が「本日、私の誕生日の、ちょうど1ヶ月後であるめでたい日に開催できることを嬉しく思います。」などと冗談を仰られていたので、(おっ、山崎さんとたまたま誕生日がちょうど半年違いだな)と思い、「私の誕生日のちょうど 5 ヶ月前の記念すべきこの日に自己紹介させていただけることを〜」なんて言おうと用意していたところ、そこから自己紹介までの間に松田さんがかなり真面目な話をされていて、全くそんなことを言い出せる雰囲気ではなく、「こんにちは、伊集と申します。え〜〜〜〜……福島県の大学二年生で……」といった普通の自己紹介に落ち着きました。 社会では、その場の空気を読んで用意した手札を躊躇せず捨てるスキルが求められることを学べました。捨てた手札の代わりに持ち帰りたいと思います。

後々他の方からお話を伺う限り、インターン生に対して経営状況などの内部情報を公開しない会社も多くあるようです。公開するか否かはいずれも一長一短ではあるかと思いますが、僕が参加した限りでは、会社の一員になれたようで嬉しかったですし、松田さんの話を聞いて、少しでも会社に貢献できるよう頑張りたいなというモチベーションにもなり、結果としては良い方向に作用していたのではないかと思います。

最後に

一ヶ月半の間 Anomaly Detection チームに所属して異常検知の課題に取り組んだこともそうですし、ここには書けなかったことも含め、たくさんの経験を頬袋をパンパンに膨らませて持ち帰ることができたかと思います。

一度も出社できなかったことだけが心残りですが、また近い将来、お世話になった方々に会える機会があれば、今度はこちらからお土産を渡せたら嬉しいです。

短い期間ではありましたが、大変お世話になりました!