2018年7月6日

「DeLTA-Lite」が「Cyclone® V SoC」に正式対応

プレスリリース

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ディープラーニング技術を活用した企業向けのソリューションを提供するLeapMind株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役CEO:松田 総一、読み方:リープマインド、以下LeapMind)の提供するプログラミング不要な組込みディープラーニングモデル構築ソリューション「DeLTA-Lite(読み方:デルタライト)」 が、Intel Corporation(所在地:アメリカ合衆国カリフォルニア州、Chairman of the Board of Directors:Andy D. Bryant)の提供する「Cyclone® V SoC(読み方:サイクロンファイブ エスオーシー)」に正式対応したことをお知らせいたします。本「DeLTA-Lite」のFPGA向けサービスは7月2日より提供開始いたしました。6月27日に発表したディープラーニングを簡単に評価できるハードウェアキット「DeLTA-Kit」には当該FPGAが搭載されています。

2018年4月の「DeLTA-Lite」提供開始時には、対応するハードウェアをCPU、FPGAとしていましたが、より多くのお客様に「DeLTA-Lite」をお使いいただけるよう「Cyclone® V SoC」に正式対応いたしました。今後も引き続き「DeLTA-Lite」正式対応ハードウェアを多様化していく予定です。

この正式対応により、お客様は「DeLTA-Lite」でディープラーニングモデルを構築した後にFPGA向けのバイナリファイル(実行ファイル)および設定ファイルをダウンロードし、FPGAに実装するまでの一連の機能が利用できるようになります。

「DeLTA-Lite」とは

「DeLTA-Lite」は、 組込みディープラーニング技術の実用化を加速させるために開発されたソリューションです。これまで組込みディープラーニングを導入する際には、モデル設計からハードウェアへの実装までソフトウェアとハードウェア両方の高度な専門知識が必要でした。しかし「DeLTA-Lite」を利用することによって、技術者が長い時間をかけて複雑なステップを経ることなく、簡単に組込みディープラーニングのモデルを構築いただけます。小さなエッジデバイスへの実装までにかかっていた期間を大幅に短縮することができ、これまでディープラーニングを活用出来なかった小さな機械やロボットなど様々なエッジデバイスへ認識機能を実装いただけます。

DeLTA-Lite 公式サイトURL:https://delta.leapmind.io/lite/

LeapMindが保有する技術について

LeapMindは、電力が限られた小さなコンピューティング環境でもディープラーニングが稼働する技術を保有しており、モデル構築からモデル圧縮、ハードウェア上への実装までをワンストップで実現します。

(1) 独自のディープラーニングアルゴリズム ディープラーニングにおける計算量を圧縮し、FPGAのような小さなコンピューティング環境でもディープラーニングの威力を最大限発揮させる独自アルゴリズムの研究を行っています。

(2) ディープラーニングに対する最適なハードウェアアーキテクチャ ニューラルネットワークをデジタル回路上で動作させることにより、FPGAをはじめとする小型デバイスでも省電力かつ高効率でディープラーニングの計算が出来る独自アーキテクチャの研究を行っています。

私たちは今後も、複雑になりがちなディープラーニングをコンパクト化することで、「Deep Learning of Things (DoT)」の世界を実現し、豊かな社会を目指してまいります。

技術紹介ページURL:https://leapmind.io/products/efficiera-ip/

会社概要

LeapMind株式会社 本社:〒150-0044 東京都渋谷区円山町28-1 渋谷道玄坂スカイビル5F 代表者:代表取締役CEO 松田 総一 設立:2012年12月 URL:https://leapmind.io DeLTA-Lite 公式サイトURL: https://delta.leapmind.io/lite/ DeLTA-Kit 公式サイトURL:https://delta.leapmind.io/kit/